目次7項目
小論文の採点者は日本語の厳密さを極めて重視します。内容がどれほど素晴らしくても、「話し言葉の混入」や「主述のねじれ」があるだけで知性を疑われ大幅減点されます。
図1:文末統一 → 論述語置換 → 主述一致 → 文法厳守の連携と合格ポイント
小論文で評価されるのは、珍しい意見ではありません。設問に正面から答え、根拠でつないでいるかどうかです。ありふれた結論でも十分に戦えます。
なお、設問・文字数・評価方法は大学や入試方式によって異なります。最終的な判断は、志望大学の最新の募集要項と公式サイトを優先してください。
書く手順
図2:STEP 1 「だ・である」調を徹底し「です・ます」の混在を完全撲滅する → STEP 2 話し言葉(でも、やっぱり、いろんな、ちゃんと)を論述語に置換する → STEP 3 主語と述語が離れすぎて対応がねじれていないか点検する → STEP 4 「ら抜き言葉」や二重敬語などの初歩的文法ミスを全廃するの順に進めます。
1. 「だ・である」調を徹底し「です・ます」の混在を完全撲滅する
小論文の文末は客観的な論述体である「〜だ・〜である」で統一します。「〜と思います」ではなく「〜と考える」「〜と推測される」に言い換えます。
2. 話し言葉(でも、やっぱり、いろんな、ちゃんと)を論述語に置換する
日常会話の口語表現を排除し、「しかし」「やはり」「多様な」「適切に」などの公的な学術用語にすべて書き換えます。
3. 主語と述語が離れすぎて対応がねじれていないか点検する
一文が長すぎると「私の意見は〜ということである」の主述が崩れます。一文は60文字前後で切り、主語と述語を極力近づけて配置します。
4. 「ら抜き言葉」や二重敬語などの初歩的文法ミスを全廃する
「見れる」「来れる」などのら抜き言葉は厳禁です。「見ることができる」「来ることができる」と正しく記述し、言葉への敬意を示します。
短い答案例
添削前:「私としてはやっぱりAIはいろんな分野で使えると思う。」→ 添削後:「人工知能の活用は、多様な産業分野において生産性を飛躍的に向上させると考える。」(平易な口語を排除し、学術的な論述体に完全修正)
内容を覚えようとしないでください。見るべきは各文がどの役割を果たしているかです。骨組みだけは、別のテーマにもそのまま使い回せます。
説得力を下げる書き方
図3:減点を防ぐための重要チェック対比
- 「〜なので」で文を始めて接続助詞の文頭使用をしてしまう
- 「〜だと思う」を文末に連発して論文ではなく作文にしてしまう
- 一文の中に「〜が」を何度も使って論理の主従関係を混乱させる
書き終えたあとに確認すること
- 文末が「だ・である」調で完全に統一されている
- 「でも」「なので」「いろんな」などの話し言葉が一切ない
- 一文の長さが60〜70文字以内に収まり主語と述語が一致している
- 「ら抜き言葉」(見れる、食べれる)が1箇所も含まれていない
- 「〜と思う」ではなく「〜と考える」「〜と論じる」になっている
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生成AIを使うときの注意
生成AIの出力をそのまま提出せず、事実関係、固有名詞、募集要項との一致は自分で確認します。大学が生成AI利用方針を示している場合はその指示に従い、未公開の個人情報や第三者の情報は入力しないでください。書き直した答案は小論文AI添削で、設問理解・主張・根拠・表現を分けて確認できます。
参考情報
この記事は2026年7月25日時点の公開情報にもとづいています。制度、日程、利用条件は変更される場合があるため、出願時には志望大学・試験実施団体の最新情報を必ず再確認してください。
- #小論文
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- #誤用表現
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この記事の責任者
西坂 優希|にっしーアイノテ開発責任者
学生時代に個別指導塾で講師からエリアマネージャーまで経験し、教育現場での文章指導と教員負担の課題をもとにアイノテを設計・運営しています。記事は一次情報を確認し、誇張表現を排したうえで公開しています。
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