
総合型選抜に合格したら何をする?合格後にやるべきこと7つと注意点
総合型選抜に合格したみなさん、おめでとうございます。ただ、合格はゴールではなくスタートです。合格発表のあとにも、期限のある手続きや課題がいくつも待っています。中には対応を忘れると合格そのものが取り消されてしまうものもあるため、注意が必要です。
この記事では、総合型選抜に合格した直後から入学までにやるべきことを、時系列で7つに整理して解説します。「合格したけど、次に何をすればいいの?」という不安を、この1本で解消してください。
合格後の全体スケジュール
総合型選抜の合格発表は11月〜12月に行われる大学が多く、そこから入学までは約3〜4か月あります。この期間にやるべきことは大きく分けて次の7つです。
- ① 入学手続き(入学金・書類の提出)
- ② 高校への合格報告
- ③ 入学前課題への取り組み
- ④ 残りの高校生活を丁寧に過ごす(合格取り消しに注意)
- ⑤ 入学までの学力維持・向上
- ⑥ 一人暮らし・通学の準備
- ⑦ 大学生活のスタートダッシュ準備 それぞれ順番に見ていきましょう。なお、出願から合格発表までの流れをまだ確認していない人は、総合型選抜の日程まとめ|出願から合格発表までの流れもあわせて読んでみてください。
① 入学手続きを期限内に済ませる
合格発表後、最初にやるべき最重要タスクが入学手続きです。手続き期限は合格発表から1〜2週間程度と短く設定されている大学が多く、期限を1日でも過ぎると合格が無効になる場合があります。
- 入学金の納付(一般的に20〜30万円前後。期限内納付が必須)
- 入学手続き書類の提出(誓約書、住民票、写真など)
- 学費(前期分授業料)の納付時期の確認 合格通知が届いたら、まず手続き期限をカレンダーに登録し、保護者と入学金の準備について話し合いましょう。振込は銀行窓口の営業時間に左右されることもあるため、期限ギリギリの対応は危険です。
② 高校に合格を報告する
入学手続きと並行して、担任の先生と進路指導室に合格を報告しましょう。調査書を発行してもらった高校への報告はマナーであると同時に、入学手続きに必要な書類(卒業見込証明書など)の発行をスムーズにするためにも欠かせません。
また、後輩の受験指導に役立てるため、面接や小論文の内容を記録として残してほしいと依頼される場合もあります。自分の経験をまとめておくと、後輩の力になれます。
③ 入学前課題に計画的に取り組む
総合型選抜の合格者には、多くの大学が**入学前教育(入学前課題)**を課します。内容は大学・学部によってさまざまです。
- 課題図書のレポート提出
- 英語・数学などの基礎学力ドリル
- 小論文の提出(複数回の添削指導があることも)
- オンライン教材での事前学習
- 入学前スクーリング(登校日)への参加 提出物には期限があり、未提出が続くと大学から高校へ連絡が入るケースもあります。年明けは高校の課題や卒業関連の行事と重なりやすいので、12月中に全体量を把握して計画を立てるのがおすすめです。
④ 残りの高校生活を丁寧に過ごす(合格取り消しに注意)
見落としがちですが、とても重要なポイントです。総合型選抜の合格は「高校を卒業すること」が前提条件です。つまり、卒業できなければ合格も取り消しになります。
- 欠席・遅刻を増やさない(合格後の気の緩みに注意)
- 定期テストで極端に成績を落とさない(卒業要件に関わる)
- SNSでの不用意な投稿や問題行動を避ける 「合格したから」と授業を疎かにする人が毎年一定数いますが、高校からの信頼を損なうだけでなく、最悪の場合は卒業自体が危うくなります。最後まで普段どおりの生活を続けましょう。
⑤ 入学までに学力を維持・向上させる
総合型選抜の合格者が入学後にまず直面するのが、一般選抜で入学してきた同級生との学力差です。特に英語や数学など積み上げ型の科目は、受験勉強を続けてきた一般組と数か月のブランクがある総合型組とで差がつきやすい部分です。
- 英語: 単語・文法の復習を継続する(大学の授業でも必須)
- 数学(理系): 数Ⅲなど入学後に前提となる範囲を総復習
- 志望学部に関連する本を読み、専門分野の下地を作る 「受験が終わったから勉強も終わり」ではなく、入学後のスタートラインを整える期間と捉えると、大学生活の滑り出しが大きく変わります。
⑥ 一人暮らし・通学の準備を始める
進学先が実家から遠い場合は、住まい探しを早めに始めましょう。大学近くの好条件の物件は、総合型・学校推薦型の合格者が11月〜12月に押さえてしまうため、一般選抜の合格発表を待ってから動くよりも有利な立場にいます。
- 大学の学生課や生協が紹介する物件をチェックする
- 家賃・初期費用について保護者と相談する
- 通学定期のルート、原付・自転車の要否を確認する
⑦ 大学生活のスタートダッシュを準備する
最後に、少し先を見た準備です。入学直後は履修登録・サークル選び・友人作りが一気に押し寄せます。合格後の余裕がある時期に、次のことを軽く調べておくと安心です。
- 学部のカリキュラムと1年次の必修科目
- 取りたい資格や留学制度の有無
- 入学式の日程と、それまでに必要な持ち物 また、パソコンは大学生活の必需品です。大学から推奨スペックが案内されることが多いので、案内を確認してから購入するのがおすすめです。
合格を辞退することはできる?
総合型選抜は**専願(合格したら入学することが前提)**の大学が大半です。原則として辞退はできないと考えておきましょう。やむを得ない事情がある場合は、必ず高校の先生に相談した上で、大学の入試課に問い合わせることになりますが、高校と大学の信頼関係に関わるため、出願の段階で入学の意思を固めておくことが大前提です。
まとめ
総合型選抜の合格後にやるべきことを、もう一度整理します。
- 最優先は期限内の入学手続き(入学金納付・書類提出)
- 高校への報告と、入学前課題への計画的な取り組み
- 卒業できなければ合格取り消し。最後まで気を抜かず高校生活を送る
- 入学後の学力差に備えて、英語・数学を中心に学習を継続する
- 住まい・パソコンなどの入学準備は、余裕のあるこの時期に 合格後の3〜4か月をどう過ごすかで、大学生活のスタートは大きく変わります。この記事をチェックリスト代わりに、ひとつずつ確実に進めていってください。