目次7項目
大学は「完成された職業人」を求めているのではなく、「知的な好奇心と探究の問いを持った探求者」を求めています。職業名が未定でも、解決したい問いがあれば立派な志望理由になります。
図1:問い設定 → 原体験接続 → 学問特定 → 役割展望の連携と合格ポイント
手が止まるのは、文章力が足りないからではありません。多くの場合、書く材料が整理できていないだけです。順番に片づけていきましょう。
なお、設問・文字数・評価方法は大学や入試方式によって異なります。最終的な判断は、志望大学の最新の募集要項と公式サイトを優先してください。
書く手順
図2:STEP 1 「なりたい職業」ではなく「解き明かしたい問い」を言語化する → STEP 2 なぜその問いに惹かれるのか個人的な原体験を振り返る → STEP 3 その問いを解明するために必要な大学の学問体系を特定する → STEP 4 将来の方向性を「関わりたい領域や役割」として提示するの順に進めます。
1. 「なりたい職業」ではなく「解き明かしたい問い」を言語化する
「弁護士になりたい」ではなく「ネット上の誹謗中傷を法と技術でどう防ぐか」のように、自らが関心を持つ社会の疑問や現象をテーマに据えます。
2. なぜその問いに惹かれるのか個人的な原体験を振り返る
ニュース、部活動、身近な人間関係など、その問題意識が生まれたきっかけを丁寧に描写し、自分にとって切実なテーマであることを示します。
3. その問いを解明するために必要な大学の学問体系を特定する
「この問いを解くには心理学と情報工学の学際的な学びが必要だ」と論理付け、志望学部のカリキュラムが唯一無二の探究環境であることを示します。
4. 将来の方向性を「関わりたい領域や役割」として提示する
固定した職業名を無理に書く必要はありません。「将来はデジタル社会のルール作りに携わりたい」と、目指す価値観や社会的役割として語ります。
短い例文
具体的な職業名は決まっていませんが、「地方都市における多文化共生のあり方」に強い関心があります。外国籍住民の防災体制に課題を感じ、貴学国際共生学部で社会調査法と地域社会学を学び、多様な人々が孤立しない地域コミュニティの実現に貢献したいです。
この例文は写すためのものではありません。あなたが実際に経験した事実へ置き換えてください。迷ったら「面接で聞かれたとき、自分の言葉で説明できるか」を基準にすると決められます。
よくあるつまずき
図3:減点を防ぐための重要チェック対比
- 本心でもない職業名(弁護士や公認会計士など)を無理やり捏造する
- 「貴学に入れば将来の夢が見つかると思うから」と大学に丸投げする
- 学びたい分野すら定まっておらず何でも学びたいと散漫になる
提出前のチェックリスト
- 特定の職業名に縛られず「探究したい問い」が明示されている
- その問いを抱くに至った個人的な出来事や動機が書かれている
- 志望学部のカリキュラムがその問いの解明に合致している
- 大学で学ぶことへの知的好奇心と意欲が文章から伝わる
- 将来目指したい社会的価値や関わりたい領域が示されている
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生成AIを使うときの注意
生成AIの出力をそのまま提出せず、事実関係、固有名詞、募集要項との一致は自分で確認します。大学が生成AI利用方針を示している場合はその指示に従い、未公開の個人情報や第三者の情報は入力しないでください。下書きは志望理由書AI添削で、経験・大学での学び・将来像のつながりを観点別に確認できます。
参考情報
この記事は2026年7月25日時点の公開情報にもとづいています。制度、日程、利用条件は変更される場合があるため、出願時には志望大学・試験実施団体の最新情報を必ず再確認してください。
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この記事の責任者
西坂 優希|にっしーアイノテ開発責任者
学生時代に個別指導塾で講師からエリアマネージャーまで経験し、教育現場での文章指導と教員負担の課題をもとにアイノテを設計・運営しています。記事は一次情報を確認し、誇張表現を排したうえで公開しています。
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