この記事でわかること
小論文で迷いやすい原稿用紙の使い方を解説。段落の書き出し、句読点、かぎかっこ、数字、英字、文字数の数え方を確認できます。
原稿用紙の形式で落とす点数は、内容の点数と違って準備すれば確実に防げます。試験当日に迷わないよう、基本だけ先に押さえておきましょう。
大前提として、大学や問題冊子に指定があればそれが最優先です。ここでは指定がないときの一般的なルールを整理します。
図:形式の指定がある場合は、大学の募集要項を優先します。
段落の最初
新しい段落は、最初のマスを一つ空けて書き始めます。段落は見た目を整えるためではなく、話題や論理の役割が変わる位置で分けます。
句読点とかぎかっこ
句読点や閉じかぎかっこは、それぞれ一マスを使います。
迷いやすいのは、句読点や閉じかっこが行頭に来てしまう場合です。原則はこうです。
行頭には置かず、前の行の最後のマスに、直前の文字と一緒に書き入れる
これを禁則処理といいます。次の行に送ってしまうと形式の減点対象になり得るので、迷ったら前の行に押し込んでください。試験によって別の指定がある場合は、そちらが優先です。
なお、会話文を多用すると論証が薄くなります。引用は必要な範囲に絞ってください。
数字と英字
縦書きか横書きかで変わります。一般的な書き方は次のとおりです。
- 縦書き:漢数字(二〇二六年、三つ)
- 横書き:算用数字。一マスに2桁まで入れる(「2026」なら2マス)
- 英字:横書きで、大文字は一マスに1字、小文字は一マスに2字
問題文自体の表記が上のルールと違う場合は、問題文に合わせてください。略語を使うときは、最初に正式名称を書き、括弧内に略語を示します。
題名と氏名
解答用紙に題名・氏名欄がある場合は指定欄を使います。自由記入欄へ題名を書くかどうかを自己判断せず、問題冊子の指示を確認してください。
文字数の考え方
「800字以内」は上限を超えないことが必須です。最低文字数が明記されていなくても、極端に短い文章では必要な論証を示せません。内容を繰り返して字数を埋めるのではなく、根拠、具体例、反対意見への対応を補います。
最後の5分で確認すること
- 設問番号と解答欄が合っている
- 指定字数を超えていない
- 段落冒頭の一マスが空いている
- 誤字を二重線など指定された方法で訂正している
- 主語と述語が対応している
- 結論が設問への答えになっている





