目次7項目
医療系学部の志望理由書で最も重要なのは、「病気を治すこと」への憧れだけでなく、「患者の不安や生活背景に寄り添う高い生命倫理と多職種連携への理解」です。
図1:現場原体験 → 職能理解 → 医療課題 → 臨床実習の連携と合格ポイント
手が止まるのは、文章力が足りないからではありません。多くの場合、書く材料が整理できていないだけです。順番に片づけていきましょう。
なお、設問・文字数・評価方法は大学や入試方式によって異なります。最終的な判断は、志望大学の最新の募集要項と公式サイトを優先してください。
書く手順
図2:STEP 1 医療従事者を志した具体的な原体験(病気・看病・現場見学)を書く → STEP 2 チーム医療の中でその職種が果たすべき「固有の役割」を定義する → STEP 3 地域の高齢化や在宅医療などの現代的医療課題に対する見解を述べる → STEP 4 大学の充実した実習設備や附属病院での学びを結びつけるの順に進めます。
1. 医療従事者を志した具体的な原体験(病気・看病・現場見学)を書く
自身や家族の通院経験、ボランティアなどで直面した医療の現場から、なぜ自分がその職種(薬剤師・看護師・理学療法士等)を選んだのかを語ります。
2. チーム医療の中でその職種が果たすべき「固有の役割」を定義する
医師の指示を待つだけでなく、薬物治療の安全性管理や患者の生活機能回復など、その専門職だからこそ担える独自の職能を理解していることを示します。
3. 地域の高齢化や在宅医療などの現代的医療課題に対する見解を述べる
地域包括ケアシステムやセルフメディケーションなど、志望大学が力を入れている地域医療の課題に触れ、社会的な視野の広さをアピールします。
4. 大学の充実した実習設備や附属病院での学びを結びつける
大学固有のシミュレーション教育施設や附属病院での早期体験実習を挙げ、確固たる臨床実践能力を身につけたいという学修意欲を伝えます。
短い例文
祖母の在宅療養で服薬管理に苦慮した経験から、地域に根ざしたかかりつけ薬剤師を志望。多職種連携教育に強みを持つ貴学薬学部で、臨床薬理学と患者心理を深く学び、退院後の在宅患者が安心して治療を続けられる服薬支援の仕組みを作りたいです。
この例文は写すためのものではありません。あなたが実際に経験した事実へ置き換えてください。迷ったら「面接で聞かれたとき、自分の言葉で説明できるか」を基準にすると決められます。
よくあるつまずき
図3:減点を防ぐための重要チェック対比
- 「親が医療従事者だから勧められた」と受け身の動機を書く
- 病気のつらさの同情だけで終わり医療人としての責任感が見えない
- 医師と看護師、薬剤師などの職種の役割の違いを混同して書く
提出前のチェックリスト
- 志望する医療職の役割と責任を正確に理解して記述している
- 個人的な体験から生まれた純粋な職業動機が語られている
- 患者に対する深い共感と高い倫理観が文章から伝わる
- 志望大学の実習カリキュラムや附属病院の特色を調査した
- 卒業後の国家資格取得と将来の医療現場での貢献像が明瞭である
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生成AIを使うときの注意
生成AIの出力をそのまま提出せず、事実関係、固有名詞、募集要項との一致は自分で確認します。大学が生成AI利用方針を示している場合はその指示に従い、未公開の個人情報や第三者の情報は入力しないでください。下書きは志望理由書AI添削で、経験・大学での学び・将来像のつながりを観点別に確認できます。
参考情報
この記事は2026年7月25日時点の公開情報にもとづいています。制度、日程、利用条件は変更される場合があるため、出願時には志望大学・試験実施団体の最新情報を必ず再確認してください。
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この記事の責任者
西坂 優希|にっしーアイノテ開発責任者
学生時代に個別指導塾で講師からエリアマネージャーまで経験し、教育現場での文章指導と教員負担の課題をもとにアイノテを設計・運営しています。記事は一次情報を確認し、誇張表現を排したうえで公開しています。
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