この記事でわかること
資料型小論文で、グラフや表の傾向を読み、比較、原因の仮説、主張へつなぐ方法を解説。数字の引用ミスを防ぐ確認法も紹介します。
資料型小論文では、目立つ数字を写すだけでなく、単位・対象・期間を確認し、比較から読み取れる傾向を自分の主張の根拠として使います。
図:条件確認 → 比較 → 事実・解釈 → 主張の順で確認します。
小論文で評価されるのは、珍しい意見ではありません。設問に正面から答え、根拠でつないでいるかどうかです。ありふれた結論でも十分に戦えます。
なお、設問・文字数・評価方法は大学や入試方式によって異なります。最終的な判断は、志望大学の最新の募集要項と公式サイトを優先してください。
書く手順
1. 資料の条件を確認する
タイトル、出典、調査年、対象人数、単位、縦軸の起点を見ます。割合と人数を混同しないようにします。
2. 比較できる組を探す
最大値だけでなく、時系列の変化、年代差、地域差など同じ条件で比べられる組を選びます。
3. 事実と解釈を分ける
資料が直接示す事実と、そこから考えられる原因の仮説を別の文にします。資料だけで因果関係を断定しません。
4. 主張に必要な数字だけ使う
すべての数字を列挙せず、自分の主張を支える比較を一つか二つ選びます。単位と基準年を添えます。
短い答案例
資料では、オンライン相談の利用率は全体で増加している一方、高年齢層では伸びが小さい。利用手段をオンラインへ一本化するのではなく、対面や電話を残す必要があると考える。
内容を覚えようとしないでください。見るべきは各文がどの役割を果たしているかです。骨組みだけは、別のテーマにもそのまま使い回せます。
説得力を下げる書き方
- 縦軸の単位を確認しない
- 相関だけで原因を断定する
- 資料の説明だけで自分の主張がない
書き終えたあとに確認すること
- 出典と調査年を見た
- 人数と割合を区別した
- 同じ条件で比較した
- 事実と仮説を分けた
- 数字が主張を支えている
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生成AIを使うときの注意
生成AIの出力をそのまま提出せず、事実関係、固有名詞、募集要項との一致は自分で確認します。大学が生成AI利用方針を示している場合はその指示に従い、未公開の個人情報や第三者の情報は入力しないでください。書き直した答案は小論文AI添削で、設問理解・主張・根拠・表現を分けて確認できます。
参考情報
この記事は2026年7月25日時点の公開情報にもとづいています。制度、日程、利用条件は変更される場合があるため、出願時には志望大学・試験実施団体の最新情報を必ず再確認してください。





